頭金と住宅ローン

住宅購入までに、どのくらいの貯蓄が必要?

住宅購入までに、どのくらいの貯蓄が必要?住宅購入までに、どのくらいの貯蓄が必要? 住宅購入に際して頭金は最低でも購入物件の2割は必要と言われていたのは一昔前のお話。現在は、物件価格の100%融資+諸費用まで融資可能なんて金融機関もあります。
しかし、当然ながらお客様お一人お一人条件が異なりますので、皆さん自己資金が不要という訳ではありません。通常、不動産を購入されるお客様には「諸費用分」の自己資金を最低でもご用意頂ければ・・・とお話します。諸費用ローンは金利が高かったり、返済期間が短く月々の負担が大きくなってしまう等の理由からです。自己資金が多くご用意出来れば融資審査も容易に通過したりといったメリットもあります。もちろん月々の返済の軽減、総支払額の軽減など他にもメリットは沢山あります。
実際のお取引の中でお客様が「もう少し自己資金を貯めてからにする」と言って購入を見合わせる方がいらっしゃいます。では、実際にはどうでしょうか・・・


例 家賃8万円の賃貸住宅に居住されながら年間100万円の自己資金を貯める場合

1,000,000÷12=約83,400円
家賃の他に83,400円の貯蓄・・・できますか?
家賃と貯蓄で163,400円その他諸々の生活費・・・
上記のように実際に少し無理をして貯蓄をした場合でも自己資金300万円増やすには 3年かかります。その間に無駄にする家賃「2,880,000円」下手して更新があったら「約300万円」。300万円貯めるのに300万円を無駄にする。そんな事が実際におきてしまいます。 さらに、その3年間で金利が0.5%上昇、金利優遇が通期▲1%になった場合は・・・

例 3000万円借入 (都市銀行 変動金利2.475% 通期▲1.5% 35年返済)
月々
年間
総額
84,337円
1,012,044円
35,421,540円

3年後、300万円の自己資金を増やした場合


2700万円借入 (都市銀行 変動金利2.975% 通期▲1% 35年返済)
月々
年間
総額
89,095円
1,069,140円
37,419,900円

3年間、色々我慢して300万円の自己資金を貯めました。借入も少なく抑えました。 ・・・? 増えています。月々、年間、総額、全て増えています。
月々4,758円 年間57,096円 総額1,998,360円増えています。 家賃を300万円無駄にして我慢したのに・・・ 3年後、もし金利が上昇していた場合には当然、物価も上昇している可能性があります。 その場合、物件価格も上昇していることでしょう。今と同じ条件、価格の物件には手が届かなくなっている可能性があります。
先ずは一度ご相談下さい。 「住宅購入は自己資金を貯めてから」と決断される前にご相談下さい。 住宅ローンのプロ「住宅ローンアドバイザー」がお客様に合った資金計画をご提案させていただきます。
借入れできる金額を決める

借入れできる金額を決める

借入れできる金額を決めるいくら借入するかを考える際は、金融機関が貸してくれる金額ではなく、自分自身が最後まで返済することができる金額と考えましょう。返済できる額が借入できる金額です。
1.将来のライフプランを考えた上で、毎月返済することができる金額を無理のない範囲で決める 2.老後の生活に影響を及ぼさない年数で、返済期間を決める 3.どの金利の対応の商品を利用するかを決める
月々の支払い希望などを踏まえて借入れできる金額をご提示させていただきます。 借入れ期間やボーナス併用などにより借入れできる金額は変わってきます。